世間から豪邸と呼ばれる高級注文住宅では、一般的な戸建住宅に無いような様々な工夫が凝らされています。
オーナーの趣味やセンスを反映させるだけではなく、そこに住う家族全員が住みやすいように、空間を工夫することができるのも、高級注文住宅の魅力の一つです。
この記事では、高級注文住宅のデザインにおいて、より住みやすく、より資産としての価値を高めるスペース(空間)のアイデアを6つご紹介いたします。
間取りの一部だけでも、ここで挙げている要素を加えれば、住人の生活品質は格段に違うものとなるはずです。ぜひ参考にしてみてください。
ライブラリールーム

どんな豪邸にも大きな本棚はあるもの。
本好きのオーナーなら、一歩進んで、本棚で囲まれた小さな図書館、ライブラリールームを用意するのも良いでしょう。
壁一面の本や辞典は美しいインテリアにもなります。
専用の部屋を作らなくても、リビングやダイニング、書斎に壁一面の本棚を設置するだけでも、本が住宅の一部になってくれます。
また、本棚を、空間を分ける仕切りとして活用するのもいいアイデアでしょう。
訪れる人全てに知的な印象を与えるだけでなく、紙がもたらす温かい空気感を演出することができ、多くのオーナーが好んで取り入れる要素となっています。
バーカウンター

いつもの行くあの店の空気感を自宅でも。
しっとりと過ごせるカウンターが、いつもの生活で疲れを癒してくれます。
バーカウンターが自宅にあれば、いつでも家族や仲間と楽しい時間を過ごせる非日常的な空間を作り出すことができます。
お酒好きの方にとっては、お気に入りのお酒を最高の空間で楽しめる場所。
そうでない方にとっても、カウンターはインテリアとしても上品な印象を作り出すことができます。
キッチンの近くに限らず、家のどこでもスペースがあれば設置できるのが、バーカウンター。1日の疲れを癒す導線に設置してみてはいかがでしょうか。
暖炉

空間にゆとりがある高級注文住宅だからこそ設置できるのが、暖炉。
暖炉があるだけで、視覚的に暖かみのある空間を作り出すことができ、冬場の豪邸には欠かせないものとなっています。
近年、豪邸や高級ホテルなどで好んで置かれるのが、バイオ燃料を使った暖炉。燃焼しても煙が出ないため、煙突が不要で、手入れも楽という特徴があります。写真のように、インテリアの中に、その一部として組み込むこともでき、暖炉のある空間をスタイリッシュに楽しめます。
テラスやデッキスペースなどにもよく設置され、屋外で食事や団欒を楽しむ雰囲気作りに向いており、とても人気があります。
ドレッシングルーム

自分だけのショーケースで、毎日の準備が楽しみに。
ビジネス用のスーツやカジュアルな服、イベント用のドレスなどの洋服から小物類までを一箇所にディスプレイして整理できるのが、ドレッシングルーム。
一般的なウォークインクローゼットよりも面積が大きく、多くのワードローブやドレッサーを設置して、その空間だけで洋服選びとメイクが完了する空間です。
各寝室や浴室の近くに設ければ、家族みんながそれぞれの忙しい朝でも、楽しく身支度ができそうです。
大きな窓とウィンドウベンチ

外の自然に触れ、家族がつどい、リラックスする場所。
高級ホテルなどにも近年置かれている、大きな窓のふちの部分が広く取られ、座って過ごせるようになっているスペースがあります。
こうした、ウィンドウベンチと呼ばれる空間は、外の景色をゆったりと楽しみたいときに丁度いいスペースです。
単なる一休みの場所としてももちろんですが、採光がしっかりしたところでは、縁側のような使い方もできるでしょう。
シアタールーム

自分だけの映画館を自宅に作る。
高級注文住宅では当たり前となった、シアタールーム。
映画好きのオーナーであれば、是非とも設置したい空間でもあります。
シアタールームの魅力は、なんといっても、いつでも好きな作品を周りを気にすることなく鑑賞できること。
十分に密閉された空間では周囲を気にすることなく(深夜遅くだとしても)、最高のクオリティの音響設備で、臨場感ある上映をすることができます。
自前のシアターを欲しがるオーナーは多いですから、資産としての住宅の価値も、シアタールームがあるかないかだけでかなり変わってきます。
仲間とオフタイムを楽しむ空間として、資産価値を高める空間として、シアタールームの設置を検討してみてはいかがでしょうか。