和の伝統芸をオレゴンで

木の良さと「借景」

アメリカ、オレゴンの新興住宅地に現れたのが、この邸宅。

温暖な気候で、周囲を豊かな自然に囲まれたオレゴン。
閑静な住宅街にあるこの木造住宅は、日本を代表する建築家、隈研吾氏による設計です。

日本の建築メーカーの現地法人、Suteki Americaが手掛けた邸宅です。

天井高が 5.5 mあるリビングスペース。開放感がありますね。

「クロスカルチャー(異文化の融合)」と「サステナビリティー(持続可能性)」をコンセプトに設計されており、日本の伝統的な建築技法が随所に取り入れられています。

北東側には広い庭園があります。
伝統的な「借景」の志向を取り入れられていて、室内と外の連続性を感じさせるデザインが意識されているそうです。

庭と室内の境界がなく、いつでも庭の景色が楽しめますね。
縁側にはアラスカ産のイエローシダーが使用されています。

自然と建物の調和が図られているだけでなく、高級感も感じさせます。

外装壁パネルと玄関ドアには波打つような意匠が特徴的である、日本の伝統的な装飾技術「なぐり加工」をイメージした造形がなされています。

編集人が特に気になるポイントが、この縦ルーバー。
暖かさを感じられる空間で安らぎのひとときを過ごせます。
風の通りも良さそうで開放感がありますね。

ルーバーにもアラスカ・イエローシダーが使われています。

現地メーカー Suteki Americaによる公式情報は下記サイトから。

住所アメリカ, オレゴン州
特徴的な設備木材の暖かみを感じられる室内, 日本の伝統的建築技法
床面積
約440平方メートル
土地面積
価格(記事現在)要問合せ

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